城福浩氏が清水次期監督の有力候補に 09年東京でナビスコ杯制覇、18年J1広島で2位

2022.05.31

清水エスパルスの次期監督に昨季までサンフレッチェ広島を指揮していた城福浩氏(61)が有力候補に挙がっていることが30日、分かった。

クラブはこの日、平岡宏章監督(52)との契約を双方合意の上で解除したと発表。今季は2勝7分け7敗で16位に低迷。成績不振を理由に事実上の解任となる。6月1日の天皇杯2回戦は、篠田善之ヘッドコーチが「代行監督」として指揮を執る。

城福氏はJリーグの計3クラブで監督を歴任。就任となれば、昨年10月以来約8カ月ぶりの現場復帰となる。09年には東京で当時のナビスコ杯を制覇。広島を指揮した18年にはJ1で2位になるなど、実績も残している。清水は4年連続となるシーズン途中での監督交代に踏み切った。

なお城福氏のほかに、外国人監督の招へいも検討しているという。

◆城福浩(じょうふく・ひろし)1961年(昭36)3月21日、徳島市生まれ。徳島・城北高、早大を経て、川崎Fの前身・富士通に入社。29歳で現役を引退し、指導者に転身。富士通監督やU-17日本代表監督を歴任。08年から監督を務めた東京では09年のナビスコ杯優勝。甲府では12年にJ2優勝に導いた。18年から21年まで広島を指揮。家族は夫人と1男1女。

清水エスパルス 平岡監督との契約解除 4年連続で途中交代

2022.05.31

サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは30日、平岡宏章監督(52)との契約を双方合意の上、解除したと発表した。成績不振による交代。新体制となるまで篠田善之ヘッドコーチ(50)が暫定的に指揮を執る。清水のシーズン途中での監督交代は4年連続。

昨季、残り4試合の時点で指揮を託された平岡監督は低迷していたチームを3勝1分けと立て直し、J1残留に導いた。続投する形で今季を迎えたが、リーグ戦16試合を終えて2勝7分け7敗の16位と低迷。29日の柏戦で今季ワーストの3連敗を喫していた。

平岡監督はクラブを通じて「エスパルスをもう一度強く誇り高いチームに変革したいと精進してきたが、結果を出せず大変申し訳ない」とコメントした。

クラブはJ1での指揮経験者などを候補に新体制の調整を進めている。

古橋亨梧、前田大然ら所属のセルティックが「浦和レッズMF」など「Jリーガー5人」に関心!「日本人だらけ」のフォーメーション

2022.05.31

リストアップされた5人は?

スコティッシュ・プレミアシップを制したセルティック。チームを率いるのは元横浜F・マリノス指揮官のアンジェ・ポステコグルー監督で、チームには古橋亨梧(元ヴィッセル神戸)、前田大然(元横浜FM)、旗手怜央(川崎フロンターレ)、井手口陽介(ガンバ大阪)という4人の日本人選手が所属している

『デイリー・レコード』によると、既に「Jリーグ色」が濃いなかで、セルティックは5人のJリーガーに注目。

その5選手とは、浦和レッズの明本考浩と伊藤敦樹、サンフレッチェ広島の森島司、ガンバ大阪の黒川圭介、FC東京の小川諒也だという。

伊藤と森島は、退団が発表されたトーマス・ロギッチとニル・ビトンが担当していた中盤の補強のために、明本、黒川、小川はベンチメンバーの層が薄いSBの補強として狙っているとのこと。

セルティックが採用する4-3-3のフォーメーションにおいて森島と伊藤はIH、明本、黒川、小川は左SBでの起用になるだろう。また、明本はユーティリティプレーヤーであるため、「あらゆる攻撃で役に立つ」と同メディアは評価している。

既にCFには古橋亨梧、左WGには前田大然、IHには旗手がいる。この5選手は、果たしてスターティングメンバーに割って入ることができるだろうか。

 

リンセンの浦和移籍でクラブ間合意が間近に…フェイエノールトが求める移籍金は?

2022.05.31

フェイエノールトFWブライアン・リンセンの浦和レッズ移籍が秒読み段階に入ったようだ。オランダ名門クラブを専門とする『1908.nl』が伝えている。

先月から浦和行きの可能性が報じられる現在31歳のリンセン。74分から途中出場した25日のヨーロッパ・カンファレンスリーグ決勝ローマ戦(0-1で敗戦)がフェイエノールトでのラストマッチになりそうだ。

現地メディア『voetbalprimeur』は「通常信頼できる」とする『1908.nl』のツイートを受け、フェイエノールトと浦和がリンセンの移籍で「ほぼ合意」したと報道。現在、フェイエノールトの関係者が来日しており、浦和側との交渉は最終段階に入ったという。また、移籍金は100万ユーロ(約1億3600万円)以上と伝えられている。

これによると、リンセン本人はすでに浦和と個人の条件面で合意済みとも。エールディビジでこれまで108ゴールを記録し、今季も公式戦53試合で17ゴールをマークしたFWは日本行きが間もなく正式決定するかもしれない。

9戦勝ちなしの浦和、J3福島との天皇杯は“ベスト布陣” ロドリゲス監督「勝つ確率が高いメンバーで臨みたい」

2022.05.31

浦和は4月2日のリーグ戦、北海道コンサドーレ札幌戦から5月28日のリーグ戦アビスパ福岡戦まで、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイ遠征による6試合も合わせて2か月間で公式戦15試合を戦った。その連戦のラストゲームになるのがこの天皇杯2回戦だが、ロドリゲス監督はいわゆる“ジャイアントキリング”を避けるために重要なことを話している。

「最高のレベルで戦うのがサプライズを避けること。パフォーマンスは能力×モチベーションだと考える。下のカテゴリーのチームにとって、明日は今シーズン最高、あるいは人生最高の試合になるかもしれない。相手がモチベーションを上げるなら、こちらも同じレベルまで上げること。そこが同じなら能力の差が生きる。自分たちのサッカーを90分間やらないといけない。5分間でも良くない時間があればそこで試合を落とす。去年は7試合、最高レベルでプレーできたからこそ優勝できた」

さらにロドリゲス監督は「過去にも大学やJ3のチームがJ1に勝ったこともある。それはイングランドやスペインのカップ戦でも起こること」と言及している。

昨季の浦和は今季同様に初戦となった2回戦から4回戦まで、カターレ富山、SC相模原、京都サンガF.C.とその時点で下のカテゴリーの相手と対戦し、いずれも1-0と最少スコアで勝ち進んだ。決して楽な勝ち上がりでなかったのは間違いなく言える部分だ。

多くの選手を入れ替えながら戦っている浦和だが、出場機会の少ない若手などにチャンスを与えるアイデアを持つかについてロドリゲス監督は「常にベストメンバーで挑む。試合を落としてしまえば大会が終わる。最も勝つ確率が高いメンバーで臨みたい」と否定的な見解を示した。そして「簡単な試合ではないと理解している。モチベーションが非常に高いレベルで来るチームであり、良いチームであることを意識したい」と、現在J3で4位につける相手との戦いに警戒感を露わにした。

その15連戦の間、リーグ戦では8分1敗と未勝利。得点力不足が明らかな状態で迎えるトーナメント初戦になるが、試合を決める力の重要性がクローズアップされることになりそうだ。

 

 

 

 

「宮市を覚えているか?」 日本での“復活”に王国ブラジルメディアも注目「いい時期を迎えている」

2022-05-31

横浜F・マリノスの元日本代表FW宮市亮は、日本での“逆輸入”シーズン2年目でJリーグ初ゴールを記録するなど、充実の時間を過ごしている。王国ブラジルメディアも、「リョウジーニョの復活」と取り上げている。

高校卒業と同時に海を渡り、大怪我を乗り越えながらオランダ、イングランド、ドイツで10年間を過ごした宮市は、昨夏に“逆輸入”の形でJリーグへ。移籍2年目の今季は出場機会を伸ばし、本来の輝きを取り戻しつつある。5月18日に行われたJ1リーグ第11節浦和レッズ戦(3-3)では、待望のJリーグ初ゴールを決めた。

すでに今季リーグ戦10試合に出場している宮市について、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は「リョウジーニョの復活。宮市は怪我を克服し、キャリアで初めて、Jリーグでいい時期を迎えている」との見出しで取り上げている。

「宮市を覚えているか? 2010年に“フェノメノ(怪物)”として注目され、名将アーセン・ベンゲルが高校サッカーから直接獲得した。アーセナルからレンタルされたオランダのフェイエノールトでプレーした前半戦が印象的だった。そこで彼は、“リョウジーニョ”というニックネームを獲得した」

宮市はその後、足首の靭帯損傷、両膝の前十字靭帯を断裂するなど、怪我に苦しんだ。記事では「長年の怪我が宝石の可能性を終わらせた」と言及しつつ、ドイツから日本に戻って復活を果たしたことにも触れている。

「ドイツ2部で事実上忘れられ、そこで6シーズンにわたってザンクト・パウリでプレーした。担当医から引退するように忠告されたが、彼は現役にこだわり、契約の終わりとともに、新しい方向性を模索した。そして、昨年7月に横浜に移籍し、28歳でJリーグデビューを果たした。そして今、マリノスがタイトルを争うのを助けることができる才能を示している」

怪我を乗り越えた宮市の躍動を、誰もが期待しているはずだ。

横浜マリノス さえわたったサイド攻撃 磐田揺さぶり、J1首位浮上

2022-05-31

横浜F・マリノスがサイドからの攻撃で2点を挙げ、首位に浮上した。ジュビロ磐田は3戦未勝利。

磐田の伊藤監督の言葉が、横浜マの強さを物語る。「両サイドのスピードある選手に突破され、クロスを上げられてしまった」。加えて、この日の横浜マはコンビネーションもさえた。

先制点の場面。右サイドに大きく張り出したFW水沼から、中のMF藤田へボールが渡った。その間に、DF松原が2人を追い越して前線へ走っていく。

藤田は自分で仕掛けることもできたが、選択は松原へのパス。一つのボールに3人が絡んで磐田の守備を混乱させた。「いい形で三角形が作れた」と松原。松原のクロスは、逆サイドから詰めていたFW仲川の元へ。トラップから強烈な右足のシュートが決まった。

3人によるきれいな連係を、水沼は「みんなで崩すのは楽しい。自信になる」と、満面の笑みで振り返った。  追加点は反対の左サイドから。仲川が右足のクロスを入れると、「素晴らしいボールが来た」とFWレオセアラが頭でピタリと合わせた。見逃せないのはクロスの前のプレー。右サイドをいったん攻め、中盤を経由して左へ。素早いサイドチェンジで相手を揺さぶることがチーム内で共有され、サイド攻撃を有効にしている。  横浜マの強みは「激しい前線からのプレスと、素早いサイドアタック」というコンセプトが確立している点にある。これで足踏みの川崎、鹿島を抜き、首位に浮上した。マスカット監督は「素晴らしいパフォーマンスをしていれば勝ち点3はついてくる」と手応え十分だ。

横浜F・マリノスがチャンス逃さず首位浮上!柏レイソルも2連勝で4位キープ【J1第16節結果】

2022-05-31

明治安田生命J1リーグ第16節の試合が29日に各地で開催されている。16時キックオフのカードとしては2試合が行われた。

3位の横浜F・マリノスはアウェイでジュビロ磐田と対戦。上位の川崎フロンターレと鹿島アントラーズが先に試合を行っていずれも敗れたため、一気に首位へ浮上するチャンスを迎える形となった。

前半は優位に立ちながらもスコアレスで折り返した横浜FMだが、後半立ち上がりからチャンスをゴールに繋げる。まずは55分、右サイドの松原健からのクロスをエリア内で受けた仲川輝人がワントラップから右足で豪快に蹴り込んで先制ゴール。

さらに63分、仲川が左サイドから右足で絶妙なクロスをゴール前へ送り、レオ・セアラが頭で合わせて追加点。2-0で2試合連続の完封勝利を飾った横浜FMが3月以来となる首位浮上を果たした。

柏レイソル対清水エスパルス戦は前半13分、マテウス・サヴィオがエリア手前での絶妙なフェイントからミドルを突き刺して柏が先制。39分にも敵陣内でのボール奪取から抜け出した細谷真大が今季6点目となるゴールを流し込んで追加点を奪う。

2-0で折り返した柏は58分にもCK後の流れから大南拓磨が決めて3点目。清水もその6分後に片山瑛一のゴールでようやく1点を返したが、3-1で勝利を収めた柏が2連勝で4位を守っている。

「完成度高すぎ!」川崎のレジェンド中村憲剛による“水曜どうでしょう”前枠オマージュに反響続々!

2022-05-31

川崎フロンターレは5月27日、公式ツイッターを更新。クラブのレジェンドである中村憲剛氏を起用したスペシャル動画を公開し、話題を集めている。

川崎は6月18日にホーム等々力陸上競技場で開催されるJ1リーグ第17節・北海道コンサドーレ札幌戦にて、北海道テレビ放送(略称HTB)の伝説的な番組「水曜どうでしょう」とのコラボを実施。番組出演者で札幌のオフィシャルサポーターを務めるミスターこと鈴井貴之さんによる始球式など、様々なイベントが行なわれる。

この企画の告知として川崎が、水曜どうでしょうでおなじみのオープニングと前枠(オープニング後に挿入される映像)をオマージュした動画を公開。中村氏を起用した完成度の高い1本に、ファンからは驚きと絶賛の声が続々と寄せられている。

「すげぇここまでやるか」

「完成度高すぎ!」

「フロンターレ愉快なクラブだよねえ」

「リーグ2連覇の立役者に何させてんだよ笑」

「お腹痛いwww」

「川崎さんさすがです」

「どうでしょう愛がむちゃくちゃ伝わる前枠!」

「レジェンドの扱い方が雑すぎる(褒めてる)」

「クオリティ高い」

「最高の動画」

また、これには鈴井さんも自身のツイッターで反応。「憲剛さん。ここまでやってくださり恐縮でございます。6月18日。お邪魔いたします。アウェイからの参加ですが素敵な1日になることを願っております。フロンターレのサポーターの皆さん、なんだか申し訳ないですが、よろしくお願いいたします」とコメントを寄せている。

【川崎F】ジョアン・シミッチ、こだわりのパス。「ロングパスもショートパスもスルーパスも自分の特徴」

2022-05-31

ジョアン・シミッチのパスが、川崎フロンターレにバリエーションを与えている。今季は4試合で先発出場していて、徐々にチームの戦いに左足のキックがなじんでいる実感があるという。広いスペースにボールを届けていくパスへのこだわりを、日々のトレーニングで磨いている。

「いいパスが出せれば、味方にいいゴールが」

柏レイソル、蔚山現代(韓国)、ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)、サガン鳥栖。ジョアン・シミッチが今季、先発した試合の相手は、いずれもフィジカル的にタフなチームばかりだ。ローテーションのタイミングにもよるものの、中盤の前でアンカーとして、あるいは2枚並べるボランチの一角として、守備に強みを発揮する。

球際の強さで中盤を引き締める一方で、魅力的なのは中長距離のパスだ。自慢の左足を振って遠くのスペースへと送り込み、テンポを変えて相手を惑わせる。

「リズムの変化はゲームの中で必要になってきますから、自分の特徴を生かそうと思いながらプレーしています」 「ロングパスもショートパスもスルーパスも自分の特徴だとわかっているので、日々の練習でパスの質を上げることを意識しています。いいパスが出せれば、味方にいいゴールが生まれますからね」  一方で、変化してはいけないこともある。

「チームとしてのリズムやスタイルを、自分のところで落としたりしてはいけないということも、もちろん考えながらやっています。フロンターレのスタイルはポゼッションしてボールを動かし、守備は高い位置からハイプレスをかけていくという根本的なやり方は絶対に忘れてはいけません。だから、変な意味での変化はつけてはいけない」  変えてはいけないスタイルの中に、自分の特徴を組み込んでいくイメージだ。それが、他の選手がプレーするときとの「違い」になる。J1ではフル出場が2試合、途中出場が5試合だが、そのパスがチームになじんできた実感がある。

「みんなが一人ずつ特徴を生かしながらサッカーは進んでいきます。自分の特徴であるロングパスが最近はチームの中で溶け込んで、いい展開になっていると感じています。自分もこのロングパスが武器だと思っているので、武器を生かすように日々のトレーニングの中で意識しています」

左足から繰り出す中長距離のパスが、小刻みなリズムに加える大胆さ。それが残りのシーズンでさらに威力を増すことになりそうだ。