横浜FMマルコス・ジュニオール感激!ブラジル代表の元同僚から粋な計らい

2022-06-09

明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスに所属するブラジル人MFマルコス・ジュニオール(29)が7日、自身のインスタグラムアカウントを更新。キリンチャレンジカップ2022・日本代表対ブラジル代表の試合後に、ブラジル代表FWリシャルリソン(25)からプレゼントを受け取ったことを明かした。

同選手は6日夜、国立競技場のメインスタンドから観戦する様子をストーリーズで公開していた。すると、翌日になってリシャルリソンのサイン入りユニフォームを持つ自身の姿を投稿。リシャルリソンに対して「ありがとう」と一言メッセージを添えるとともに、試合後にユニフォームを貰ったことをファンに報告している。

マルコス・ジュニオールは、2012年にブラジル1部フルミネンセでトップチーム昇格を勝ち取ると、ECヴィトーリアへのレンタル移籍期間も含めて7シーズンにわたりフルミネンセでプレーしていた。そして2019年に横浜F・マリノスへ完全移籍すると、加入1年目でいきなりJ1制覇に貢献。今季で横浜F・マリノスでの4年目を迎えている。

「宮市を覚えているか?」 日本での“復活”に王国ブラジルメディアも注目「いい時期を迎えている」

2022-05-31

横浜F・マリノスの元日本代表FW宮市亮は、日本での“逆輸入”シーズン2年目でJリーグ初ゴールを記録するなど、充実の時間を過ごしている。王国ブラジルメディアも、「リョウジーニョの復活」と取り上げている。

高校卒業と同時に海を渡り、大怪我を乗り越えながらオランダ、イングランド、ドイツで10年間を過ごした宮市は、昨夏に“逆輸入”の形でJリーグへ。移籍2年目の今季は出場機会を伸ばし、本来の輝きを取り戻しつつある。5月18日に行われたJ1リーグ第11節浦和レッズ戦(3-3)では、待望のJリーグ初ゴールを決めた。

すでに今季リーグ戦10試合に出場している宮市について、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は「リョウジーニョの復活。宮市は怪我を克服し、キャリアで初めて、Jリーグでいい時期を迎えている」との見出しで取り上げている。

「宮市を覚えているか? 2010年に“フェノメノ(怪物)”として注目され、名将アーセン・ベンゲルが高校サッカーから直接獲得した。アーセナルからレンタルされたオランダのフェイエノールトでプレーした前半戦が印象的だった。そこで彼は、“リョウジーニョ”というニックネームを獲得した」

宮市はその後、足首の靭帯損傷、両膝の前十字靭帯を断裂するなど、怪我に苦しんだ。記事では「長年の怪我が宝石の可能性を終わらせた」と言及しつつ、ドイツから日本に戻って復活を果たしたことにも触れている。

「ドイツ2部で事実上忘れられ、そこで6シーズンにわたってザンクト・パウリでプレーした。担当医から引退するように忠告されたが、彼は現役にこだわり、契約の終わりとともに、新しい方向性を模索した。そして、昨年7月に横浜に移籍し、28歳でJリーグデビューを果たした。そして今、マリノスがタイトルを争うのを助けることができる才能を示している」

怪我を乗り越えた宮市の躍動を、誰もが期待しているはずだ。

横浜マリノス さえわたったサイド攻撃 磐田揺さぶり、J1首位浮上

2022-05-31

横浜F・マリノスがサイドからの攻撃で2点を挙げ、首位に浮上した。ジュビロ磐田は3戦未勝利。

磐田の伊藤監督の言葉が、横浜マの強さを物語る。「両サイドのスピードある選手に突破され、クロスを上げられてしまった」。加えて、この日の横浜マはコンビネーションもさえた。

先制点の場面。右サイドに大きく張り出したFW水沼から、中のMF藤田へボールが渡った。その間に、DF松原が2人を追い越して前線へ走っていく。

藤田は自分で仕掛けることもできたが、選択は松原へのパス。一つのボールに3人が絡んで磐田の守備を混乱させた。「いい形で三角形が作れた」と松原。松原のクロスは、逆サイドから詰めていたFW仲川の元へ。トラップから強烈な右足のシュートが決まった。

3人によるきれいな連係を、水沼は「みんなで崩すのは楽しい。自信になる」と、満面の笑みで振り返った。  追加点は反対の左サイドから。仲川が右足のクロスを入れると、「素晴らしいボールが来た」とFWレオセアラが頭でピタリと合わせた。見逃せないのはクロスの前のプレー。右サイドをいったん攻め、中盤を経由して左へ。素早いサイドチェンジで相手を揺さぶることがチーム内で共有され、サイド攻撃を有効にしている。  横浜マの強みは「激しい前線からのプレスと、素早いサイドアタック」というコンセプトが確立している点にある。これで足踏みの川崎、鹿島を抜き、首位に浮上した。マスカット監督は「素晴らしいパフォーマンスをしていれば勝ち点3はついてくる」と手応え十分だ。

横浜F・マリノスがチャンス逃さず首位浮上!柏レイソルも2連勝で4位キープ【J1第16節結果】

2022-05-31

明治安田生命J1リーグ第16節の試合が29日に各地で開催されている。16時キックオフのカードとしては2試合が行われた。

3位の横浜F・マリノスはアウェイでジュビロ磐田と対戦。上位の川崎フロンターレと鹿島アントラーズが先に試合を行っていずれも敗れたため、一気に首位へ浮上するチャンスを迎える形となった。

前半は優位に立ちながらもスコアレスで折り返した横浜FMだが、後半立ち上がりからチャンスをゴールに繋げる。まずは55分、右サイドの松原健からのクロスをエリア内で受けた仲川輝人がワントラップから右足で豪快に蹴り込んで先制ゴール。

さらに63分、仲川が左サイドから右足で絶妙なクロスをゴール前へ送り、レオ・セアラが頭で合わせて追加点。2-0で2試合連続の完封勝利を飾った横浜FMが3月以来となる首位浮上を果たした。

柏レイソル対清水エスパルス戦は前半13分、マテウス・サヴィオがエリア手前での絶妙なフェイントからミドルを突き刺して柏が先制。39分にも敵陣内でのボール奪取から抜け出した細谷真大が今季6点目となるゴールを流し込んで追加点を奪う。

2-0で折り返した柏は58分にもCK後の流れから大南拓磨が決めて3点目。清水もその6分後に片山瑛一のゴールでようやく1点を返したが、3-1で勝利を収めた柏が2連勝で4位を守っている。

SBが2ゴールを挙げて京都サンガF.C.に白星 決め手となったF・マリノスが得意とする“位置的優位”の作り方

2022.5.28

 

直近の2ゲームでは白星なしと、難しい状態でホームに京都サンガF.C.を迎えた横浜F・マリノス。前半に1ゴール、後半に1ゴールとそれぞれ得点を奪い、計2-0で湘南ベルマーレ戦以来となる勝利を飾った。

2ゴールと大量得点とはならなかったが、前節アビスパ福岡戦と比べて攻撃は機能しており、90分で総シュート数29本、オンターゲット13本と攻撃で圧倒したゲームとなっている。その中で輝きを放ったのが、両サイドバックだ。

F・マリノスのサイドバックに与えられたタスクは特殊であり、大外ではなく中よりの、いわゆるハーフスペースに攻撃時はポジションを取る。左の小池龍太と宮市亮のポジショニングが分かりやすく、大外に宮市、その一つ中のレーンに小池がポジションを取る。

このポジション取りの強みは小池の先制点のシーンで見られている。この場面ではセンターバックのエドゥアルドが左のスペースにロングフィードを供給し、宮市はこのボールに反応して高い位置でボールを収める。相手のサイドバックはこの場面では宮市をマークすることになり、ハーフスペースにポジションを取る小池はフリーとなる。最後はこの小池にボールが渡り、ボックス内から右足を振り抜いてゴールを奪っている。エドゥアルドのフィード、小池のフィニッシュとそれぞれの個が光った場面でもあるが、それは整備された配置を基本としており、ケヴィン・マスカット監督の戦術の落とし込みの上手さがうかがえる。

松原健の2ゴール目の崩しは先制点と似たようなメカニズムだ。大外には水沼宏太が張り、ハーフスペースに松原が立つ。水沼には相手のサイドバックが付くが、曖昧な位置でポジションを取る松原はフリーであり、最後はボックス外から左足を振り抜き、ダメ押しの2点目を決めている。基本的にウイングが囮の役割を担い、サイドバックがフィニッシュに絡む。

ウイングが外、サイドバックが中にポジションを取るこの崩しはF・マリノスの十八番だ。特に1ゴール目は理想的であり、小池は疑似的にウイングのような働きを見せる。有効な攻撃だが、その分サイドバックには高いレベルが要求される。ポジショニングのセンスが必要であり、ただサイドをオーバーラップしてクロスを上げるだけではいけない。

アタッキングサードでの崩し、ミドルサードでのボール運びまでサイドバックが関与するようになっており、特に両サイドでほぼミスなくこなす小池の働きは注目すべきである。

チェイス・アンリ、松木らが挑むU-23アジアカップ 注目は“中盤に強度の高さ”を提供できるF・マリノスの注目株

2022.5.28

6月にはワールドカップ・カタール大会に向けたテストゲームを戦う日本代表。強豪ブラジルとの対戦も組まれており、注目度の高いゲームである。

その裏では、U-21日本代表がU-23のアジアカップを戦うことになっている。6月1日から開催されることになっており、日本はU-21のチームで大会に臨むことになる。

19歳でメンバーに選ばれている松木玖生やチェイス・アンリなど注目株が多い今回のU-21代表だが、MF藤田譲瑠チマの活躍に期待したい。

東京ヴェルディのユースで育ち、徳島ヴォルティスを経由して今季横浜F・マリノスでプレイしている藤田。20歳と若い選手だが、クラブでは出場機会を得ており、今季のリーグ戦では12試合に出場して1アシストを記録している。

藤田のポジションは中盤で、ダブルボランチやインサイドハーフをチームでは任されている。彼の強みは球際の強さと縦への推進力、豊富な運動量だ。

特に縦への推進力は素晴らしい。力強いドリブルはプレッシャーをかけられても簡単に倒れず、攻撃を前進させることができる。視野も広くマルコス・ジュニオールや西村拓真などライン間でフリーになっている選手を見つけ、素早く縦パスを供給する。これで一気に攻撃が加速し、F・マリノス自慢の攻撃陣が相手のゴールに襲い掛かる。

フル代表への道はまだまだ長いが、今後もインサイドハーフが採用されることになれば藤田はその役に適任である。ボールを保持して中盤でゲームを落ち着かせることができ、なおかつチームメイトへのコーチングも欠かさない。 今季はF・マリノスで国内での知名度をより高めた藤田。

中盤は前述した松木や清水エスパルスの松岡大起などライバルは多いが、彼が中心となってチームをアジア王者に導いてくれるだろう。

天野純「横浜FMの頃よりも…」韓国・蔚山現代へ完全移籍の可能性語る

2022.5.28

明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスから蔚山現代へレンタル移籍中の元日本代表MF天野純(30)が、韓国メディアに対して自身の将来について語った。

天野純は今年1月に蔚山現代へレンタル移籍により加入すると、今季のKリーグ(韓国1部)で攻撃陣の中心選手として活躍。ここまでリーグ戦14試合中9試合の先発出場で5ゴール1アシストと結果を残している。また、今月25日の韓国FAカップ・ラウンド16の慶南FC戦でも先制ゴールを叩き出し、チームの勝利に貢献していた。

そんな天野純はすでに蔚山現代のサポーターから絶大な支持を得ており、来季以降もチームに留まることが期待されている。

その中、本人は韓国メディア『フットボリスト』のインタビューに対応。韓国サッカー界挑戦1年目の心境を問われると「決心してここに来てからも、試合に出るまでは正直不安でしたね。もちろん今は好調ですけど、まだこのクラブの絶対的な存在にはなれていないと思うんです。もっと圧倒的に、その部分を見せないといけないと思います」と語っている。

そして蔚山現代へ完全移籍する可能性について「ここに来て、こんなに楽しくサッカーができていますし、充実していますよ。生活面で不満はまったくないですし、自分も家族も純粋にこの場所を楽しんでいます」

「ひとりのサッカー選手として、試合に出て結果を残すことが一番幸せなことだと思います。もちろん、もっと頑張らないといけないのは事実ですが、楽しくサッカーをして満足しているので、完全移籍をしたいと心の中では思っています」

「周りから『マリノスにいたときより、ずっとサッカーを楽しんでいるみたい』という話をよく聞きます。周りからそういう見られ方をすると、自分も本当にそうなのかなと思うし、気持ちいいですね。完全移籍したいですよ」と完全移籍の意向を断言。

つづけて「(家族は)海外での生活に慣れるまで時間がかかりましたが、所属事務所がたくさん助けてくれているので、問題や不便はまったくありません。慣れたらもっと楽しいことがあると思いますし、韓国語ももっと勉強して、韓国での生活していけたらと思います」と、韓国での生活についても語った。

なお、蔚山現代はリーグ戦14試合を終えた時点で勝ち点33を獲得。2位の全北現代に8ポイント差をつけて首位を走っている。昨季限りでガンバ大阪を退団した韓国代表DFキム・ヨングォン(32)や元浦和レッズのブラジル人FWレオナルド(24)らとともに、チームの快進撃に大きく寄与しているだけに、天野純は今まさに充実期を迎えている。