王者フランス、クロアチアとドローで開幕2戦未勝利…デンマークは2連勝決める:UNL第2節

2022-06-07

UEFAネーションズリーグ(UNL)の第2節が6日に行われた。リーグAのグループ1では、3日にデンマークに敗れて黒星発進となっていた王者・フランス代表がクロアチア代表と1-1で引き分けた。

中2日で行われた一戦にMFオーレリアン・チュアメニ以外の先発10人を入れ替えたフランスは、後半7分にMFアドリアン・ラビオのゴールで先制。しかし同38分にFWアンドレイ・クラマリッチにPKを決められて、ドローに持ち込まれた。

同組のもう一試合は、デンマーク代表がオーストリア代表に2-1で競り勝った。1-1の後半39分、DFイェンス・ストリガー・ラーセンが奪ったゴールが決勝点になった。デンマークは2連勝で首位。1勝1敗のオーストリアが2位、勝ち点1でフランスとクロアチアが続いている。

その他、リーグBのグループBではアイスランド代表とアルバニア代表が1-1のドロー。リーグCのグループ3ではカザフスタン代表がスロバキア代表に1-0で勝利。同グループ3のベラルーシ代表対アゼルバイジャン代表は0-0で引き分け。リーグDのグループ1では、ラトビア代表がリヒテンシュタイン代表を1-0、同組のアンドラ代表対モルドバ代表は0-0の引き分けに終わっている。

モドリッチが代表通算150試合出場、クロアチアがフランスに追いつきドロー《UEFAネーションズリーグ》

2022-06-07

UEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23リーグA・グループ1の第2節、クロアチア代表vsフランス代表が6日に行われ、1-1で引き分けた。

3日前にホームで行われたオーストリア代表戦を0-3と完敗したクロアチアは、代表通算150試合目の出場となるモドリッチが先発となり、ブロゾビッチ、コバチッチと中盤を形成した。

一方、デンマーク代表に1-2と逆転負けして黒星スタートとなった前回王者フランスは、チュアメニ以外の10選手を変更。ムバッペが負傷欠場、ベンゼマやグリーズマンらがベンチスタートとなった中、ベン・イェデルを最前線に、エンクンクをトップ下で起用した。

ゆったりとした展開で立ち上がった中、クロアチアが18分に先制のチャンス。コバチッチのスルーパスに抜け出したブディミルがボックス左に侵入。GKと一対一となったが、シュートはメニャンに止められた。

その後もほぼ互角のポゼッションで推移した中、今度はフランスに先制のチャンス。31分、ディアビのスルーパスに抜け出したエンクンクがボックス右に侵入。シュートを決めきったが、わずかにオフサイドだった。 ハーフタイムにかけてもゆったりとした展開で推移すると、39分にもフランスに好機。エンクンクのスルーパスに抜け出したディアビがボックス右まで侵入してシュート。しかし、GKリヴァコビッチにセーブされた。 ゴールレスで迎えた後半、52分にフランスが試合を動かす。ベン・イェデルのスルーパスに抜け出したラビオがボックス左に侵入。GKとの一対一を確実に制した。

失点を受けてクロアチアが前がかる中、フランスは76分に追加点のチャンス。エンクンクがヴィダのパスをカットしてラストパス。これを受けたグリーズマンがボックス右に侵入してシュートを放ったが、GKにセーブされた。

すると80分、クロアチアがPKを獲得する。ボックス内でクラマリッチが倒されてPK判定が下ると、当初はオフサイド判定だったものの、VARが入ってプレーが認められた。

このPKをクラマリッチ自ら決めてクロアチアが同点とすると、終盤にかけてはオープンな展開に。それでも互いに勝ち越しゴールを奪うには至らず引き分け決着。 モドリッチの節目の試合をクロアチアがドローに持ち込んでいる。

ポルトガル、C・ロナウドが3ゴールに絡む活躍! スイスは大敗を喫して開幕連敗スタート

2022-06-07

UEFAネーションズリーグが5日に行われ、リーグA・グループ2第2節でポルトガル代表とスイス代表が対戦した。

リーグA・グループ2開幕節スペイン代表戦で試合終盤に追いつき、勝ち点1を手にしたポルトガル代表。スターティングメンバーは前節から4選手を入れ替え、MFウィリアム・カルヴァーリョ、FWクリスティアーノ・ロナウド、FWディオゴ・ジョッタらのタレントが顔を揃えた。

一方、開幕節チェコ代表戦では惜しくも1-2で敗北を喫したスイス代表。絶対的守護神ヤン・ゾマーに変わって、GKグレゴール・コベルを起用。また、前節は途中出場だったMFジェルダン・シャキリがスターティングメンバーに名を連ねた。

最初にチャンスを迎えたのはスイス代表。5分、コーナーキックのチャンスを得ると、シャキリのインスイングのボールにDFファビアン・シェアが競り合う。相手選手にブロックされたものの、こぼれ球にFWハリス・セフェロヴィッチがいち早く反応し、ゴールネットを揺らした。しかし、VARが介入し、相手選手との競り合いの中でファビアン・シェアのハンドを取られ、ノーゴールの判定に変わった。

すると14分、今度はポルトガル代表がフリーキックからゴールネットを揺らす。キッカーのC・ロナウドが放ったボールは相手GKに弾かれたが、こぼれ球をカルヴァーリョが押し込んで、ポルトガル代表が先制に成功した。

さらに34分、MFブルーノ・フェルナンデスがゴール前へパスを繋ぐと、ジョッタがボールをキープし、後ろから走り込んできたC・ロナウドが追加点を挙げる。

続く38分、左サイド奥深くまで侵入したDFヌーノ・メンデスが、ジョッタへ折り返す。ジョッタのシュートは相手GKのセーブに遭ったが、こぼれ球をC・ロナウドが押し込んで、リードを3点差に広げた。

3-0で折り返した後半も、ポルトガル代表の勢いが止まらない。50分、B・フェルナンデスがワン・ツーで抜け出すと、アウトサイドで逆サイドを駆け上がってきたFWオタビオへ展開。オタビオがダイレクトで中央に折り返し、走り込んできたC・ロナウドが決める。しかし、直前のプレーがオフサイドの判定となり、幻のハットトリックとなった。

攻撃の手を緩めないポルトガル代表は67分、マンチェスター・Cコンビが躍動する。DFジョアン・カンセロが持ち運び、MFベルナルド・シウヴァへ預ける。B・シウヴァが巧みにボールキープをしてタメを作ると、相手DFの背後を取ったカンセロへ糸を引くようなスルーパスを供給。カンセロがGKを交わし、無人のゴールへボールを流し込んで、ダメ押しとなる4点目を決めた。

試合はこのまま4-0で終了。C・ロナウドが3ゴールに絡む活躍を見せ、ポルトガル代表がグループ2初勝利。一方、スイス代表は4失点を喫して、開幕連敗スタートとなった。

次戦は9日に行われ、ポルトガル代表はチェコ代表と、スイス代表はスペイン代表と対戦する。

 

スペイン代表・17歳ガビが最年少弾 左足でゴール左隅撃ち抜いた!

2022-06-07

欧州ネーションズリーグは1次リーグ第2戦が5日に行われ、リーグAの2組でスペインは敵地でチェコと2―2で引き分けた。0―1の前半終了間際にMFガビが17歳304日で同国代表最年少得点を決めた。

W杯1次リーグで日本と同組のスペインは、急成長のガビが代表初ゴールを決めた。前半アディショナルタイムにゴール右前でパスを受け、左足でゴール左隅を狙い打った。出場8戦目の一撃はバルセロナの同僚アンス・ファティが持っていた最年少記録を7日更新。昨年10月に17歳62日で記録した最年少出場に続き、スペイン代表の歴史に名前を刻んだ。

ルイスエンリケ監督はガビに関し「シュートを放つか、エリアに入るか、信念がある」と話し、さらなる成長に期待。2戦連続引き分けで計3失点を記録した中で、17歳の活躍は明るい材料になった。

 

スペインがチェコと2―2でドロー ライン裏狙われ2失点、守備面で不安定なプレー目立つ

2022-06-07

カタールW杯1次リーグ第3戦で日本代表と対戦するスペイン代表は、欧州ネーションズリーグ第2節でチェコ代表と対戦し、2―2で引き分けた。

引き分けに終わった前節ポルトガル戦から中2日、ルイス・エンリケ監督はMFブスケツ、FWモラタらの主力をベンチに置きMFロドリ、FWラウル・デ・トマスらを起用するなど、8人を変えてチェコ戦に挑んだ。  開始早々に最終ライン裏へパスを通されFWペセクにゴールを許すなど、スペインは守備面で不安定なプレーが目立った。チェコの狙いはスペインの高い最終ラインの裏。ルイス・エンリケ監督が「裏へのパス、2列目からの飛び込みに苦しめられた」と認めたように、簡単に後方のスペースへパスを通され好機を作られた。

後半9分にDFエリックガルシアの裏にロングボールを通され、同18分にもGKウナイシモンが飛び出してクリアするなどピンチは同じ形から。2失点目も裏に抜けられGKとの1対1を決められた。

終了間際になんとか追いついたものの、裏へのボールへの対応のまずさを指摘されたDFイニゴ・マルティネスは「それについてはしっかり反省すべき」と、得点にも顔色はさえなかった。試合を通してボールは握るもののライン裏という弱みが露呈したスペイン。2試合を終え勝ち点2と、次節スイス戦では勝利が求められる。

スペイン代表期待の星!バルセロナの17歳MFが達成した新記録とは?

2022-06-07

UEFAネーションズリーグ・リーグAグループステージB組第2節のチェコ代表対スペイン代表戦が現地時間5日に行われ、2-2で引き分けた。スペイン代表のMFガビはこの試合で、同国歴代最年少ゴール記録を達成している。

ネーションズリーグ初戦でポルトガル代表とドローに終わり白星発進を逃していたスペインは、この試合でも開始直後に先制ゴールを奪われる苦しい展開。だが前半アディショナルタイムにはロドリからのパスをエリア右で受けたガビが守備陣の間を通す絶妙なシュートをゴール左隅へ流し込んで同点とした。

ガビはこれがスペイン代表での初ゴール。「17歳304日」での得点は、バルセロナのチームメートであるFWアンス・ファティが2020年に達成していた「17歳311日」を1週間の差で上回り、スペイン代表の歴代最年少ゴール記録となった。

ガビは17歳になったばかりだった昨年夏にバルセロナでトップチームにデビューし、そのまま主力として活躍。10月には早くもスペイン代表デビューを飾り、「17歳62日」でのデビューもスペイン代表の歴代最年少記録となっていた。

デビュー以来スペイン代表にも完全に定着しており、8試合連続で出場中。日本代表とも対戦が予定されるカタールワールドカップでも注目選手の一人となりそうだ。

日本代表がW杯で警戒すべき男は17歳 スペイン代表史上最年少得点を記録したバルサの逸材

2022-06-06

スペイン代表はUEFAネーションズリーグでチェコ代表と対戦。2度のビハインドを追いつき2-2のドローで決着している。この試合でゴールを決めたガビは、スペイン代表史上最年少得点を記録して存在感を発揮した。

開始4分に先制点を決められる苦しい展開となったスペインだったが、前半アディショナルタイムに17歳が同国を救う。クロスボールのこぼれ球をペナルティエリア中央で拾ったロドリから、右のガビへパスを通す。ガビの狙い澄ました左足でのゴールが決まって前半のうちにスペインが同点に追いついた。

17歳304日でスペイン代表初ゴールを決めたガビ。これは同国の史上最年少ゴールとなり、2020年9月に記録したアンス・ファティを上回ることとなった。17歳とは思えない落ち着きと技術の高さを見せつけたガビは、すでにバルセロナだけでなくスペイン代表でも中心選手の1人となっているのだ。

英『Mirror』によるとリヴァプールが獲得を検討していたものの、巨額な売却額を支払うことはできないため撤退したと報道。ガビは来季もバルセロナの主軸として活躍が期待される。リーガでの成長を続ける若き逸材は、すでにスペイン代表でも、その才能を遺憾なく発揮している。日本代表がFIFAワールドカップで警戒すべき男は、この17歳かもしれない。

ポーランドが初戦で逆転勝利…ウェールズはウクライナとの大一番に不安 | UEFAネーションズリーグ

2022-06-06

UEFAネーションズリーグ、リーグAグループA4第1節が1日に行われ、ポーランド代表とウェールズ代表が対戦した。

前半はポーランドがボールを支配しながら、決定機を得るには至らず。スコアレスで後半へと折り返す。試合が動いたのは52分。ウェールズMFジョナサン・ウィリアムスが右足で見事なミドルシュートをゴール左隅に沈め、先制点を奪う。

なかなか枠内にシュートを飛ばせていなかったポーランドだが、72分に同点に。左サイドからの折り返しを受けたカミンスキがDFを外してから素早く右足を振り抜く。これがゴール右隅に吸い込まれ、同点ゴールを挙げた。さらに85分、カミンスキが左サイドを突破して中央のロベルト・レヴァンドフスキへ。シュートはDFにブロックされるも、こぼれ球をカロル・シュヴィデルスキがループで押し込み、ポーランドが逆転に成功した。

そのままポーランドが2-1と逆転勝利。なお、ウェールズは5日にカタール・ワールドカップ出場を懸けてウクライナと対戦する。この大一番を前に不安を残した。