「苦しみは自分を強くする」 バレッラがW杯出場逃した失望からの成長目指す

2022-06-07

インテルのイタリア代表MFニコロ・バレッラが代表チームの将来性について語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

イタリアは昨夏に開催されたユーロ2020で、53年ぶりの優勝を達成。新たな黄金時代を築くかに思われたが、3月に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ準決勝で北マケドニア代表に敗れ、2大会連続で本大会出場を逃す結果となった。

直近では1日に行われたフィナリッシマ2022でアルゼンチン代表に0-3の完敗を喫し、4日のUEFAネーションズリーグ(UNL)のリーグAグループ3第1節ではドイツ代表と1-1のドローに終わるなど、思うような結果を残せていない。

浮き沈みの激しい1年間を過ごすイタリアだが、7日に行われるUNLリーグAグループ3第2節のハンガリー代表戦の前日記者会見に出席したバレッラは明るい未来を強調。自身はチーム内でも経験豊富な選手になったと語り、若手を支えていきたいと意気込んだ。

「代表チームにいる若い選手は、(サンドロ・)トナーリや僕だけではない。(マヌエル・)ロカテッリや(ダビデ・)フラッテージ、(セバスティアーノ・)エスポジートと、イタリアの現在と未来を代表するような選手はたくさんいるんだ」 「僕は今、チームのなかでも経験豊富なメンバーの一人になっているね。だから、監督が長年にわたってチームに伝えてきたことを、僕も伝えられるよう努力していきたい」 また、バレッラはW杯出場を逃した失望にも言及。今季はインテルでスクデットを逃したことにも触れ、こうした出来事が成長につながるはずだと語った。

「スクデットとW杯出場を得られなかったのはとても残念だけど、すべてがうまくいっていたらあまりに簡単だと思うかもしれない。苦しみは時として、勝利よりも自分を強くしてくれるものだ」 「キャリアを始めて以来、多くの失望と喜びの日々を過ごしてきた。僕はどのような状況からも、できるだけ多くを学ぼうと思っているよ」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。