2022-06-07
UEFAネーションズリーグが5日に行われ、リーグA・グループ2第2節でポルトガル代表とスイス代表が対戦した。
リーグA・グループ2開幕節スペイン代表戦で試合終盤に追いつき、勝ち点1を手にしたポルトガル代表。スターティングメンバーは前節から4選手を入れ替え、MFウィリアム・カルヴァーリョ、FWクリスティアーノ・ロナウド、FWディオゴ・ジョッタらのタレントが顔を揃えた。
一方、開幕節チェコ代表戦では惜しくも1-2で敗北を喫したスイス代表。絶対的守護神ヤン・ゾマーに変わって、GKグレゴール・コベルを起用。また、前節は途中出場だったMFジェルダン・シャキリがスターティングメンバーに名を連ねた。
最初にチャンスを迎えたのはスイス代表。5分、コーナーキックのチャンスを得ると、シャキリのインスイングのボールにDFファビアン・シェアが競り合う。相手選手にブロックされたものの、こぼれ球にFWハリス・セフェロヴィッチがいち早く反応し、ゴールネットを揺らした。しかし、VARが介入し、相手選手との競り合いの中でファビアン・シェアのハンドを取られ、ノーゴールの判定に変わった。
すると14分、今度はポルトガル代表がフリーキックからゴールネットを揺らす。キッカーのC・ロナウドが放ったボールは相手GKに弾かれたが、こぼれ球をカルヴァーリョが押し込んで、ポルトガル代表が先制に成功した。
さらに34分、MFブルーノ・フェルナンデスがゴール前へパスを繋ぐと、ジョッタがボールをキープし、後ろから走り込んできたC・ロナウドが追加点を挙げる。
続く38分、左サイド奥深くまで侵入したDFヌーノ・メンデスが、ジョッタへ折り返す。ジョッタのシュートは相手GKのセーブに遭ったが、こぼれ球をC・ロナウドが押し込んで、リードを3点差に広げた。
3-0で折り返した後半も、ポルトガル代表の勢いが止まらない。50分、B・フェルナンデスがワン・ツーで抜け出すと、アウトサイドで逆サイドを駆け上がってきたFWオタビオへ展開。オタビオがダイレクトで中央に折り返し、走り込んできたC・ロナウドが決める。しかし、直前のプレーがオフサイドの判定となり、幻のハットトリックとなった。
攻撃の手を緩めないポルトガル代表は67分、マンチェスター・Cコンビが躍動する。DFジョアン・カンセロが持ち運び、MFベルナルド・シウヴァへ預ける。B・シウヴァが巧みにボールキープをしてタメを作ると、相手DFの背後を取ったカンセロへ糸を引くようなスルーパスを供給。カンセロがGKを交わし、無人のゴールへボールを流し込んで、ダメ押しとなる4点目を決めた。
試合はこのまま4-0で終了。C・ロナウドが3ゴールに絡む活躍を見せ、ポルトガル代表がグループ2初勝利。一方、スイス代表は4失点を喫して、開幕連敗スタートとなった。
次戦は9日に行われ、ポルトガル代表はチェコ代表と、スイス代表はスペイン代表と対戦する。