スペインがチェコと2―2でドロー ライン裏狙われ2失点、守備面で不安定なプレー目立つ

2022-06-07

カタールW杯1次リーグ第3戦で日本代表と対戦するスペイン代表は、欧州ネーションズリーグ第2節でチェコ代表と対戦し、2―2で引き分けた。

引き分けに終わった前節ポルトガル戦から中2日、ルイス・エンリケ監督はMFブスケツ、FWモラタらの主力をベンチに置きMFロドリ、FWラウル・デ・トマスらを起用するなど、8人を変えてチェコ戦に挑んだ。  開始早々に最終ライン裏へパスを通されFWペセクにゴールを許すなど、スペインは守備面で不安定なプレーが目立った。チェコの狙いはスペインの高い最終ラインの裏。ルイス・エンリケ監督が「裏へのパス、2列目からの飛び込みに苦しめられた」と認めたように、簡単に後方のスペースへパスを通され好機を作られた。

後半9分にDFエリックガルシアの裏にロングボールを通され、同18分にもGKウナイシモンが飛び出してクリアするなどピンチは同じ形から。2失点目も裏に抜けられGKとの1対1を決められた。

終了間際になんとか追いついたものの、裏へのボールへの対応のまずさを指摘されたDFイニゴ・マルティネスは「それについてはしっかり反省すべき」と、得点にも顔色はさえなかった。試合を通してボールは握るもののライン裏という弱みが露呈したスペイン。2試合を終え勝ち点2と、次節スイス戦では勝利が求められる。