清水エスパルス 平岡監督との契約解除 4年連続で途中交代

2022.05.31

サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは30日、平岡宏章監督(52)との契約を双方合意の上、解除したと発表した。成績不振による交代。新体制となるまで篠田善之ヘッドコーチ(50)が暫定的に指揮を執る。清水のシーズン途中での監督交代は4年連続。

昨季、残り4試合の時点で指揮を託された平岡監督は低迷していたチームを3勝1分けと立て直し、J1残留に導いた。続投する形で今季を迎えたが、リーグ戦16試合を終えて2勝7分け7敗の16位と低迷。29日の柏戦で今季ワーストの3連敗を喫していた。

平岡監督はクラブを通じて「エスパルスをもう一度強く誇り高いチームに変革したいと精進してきたが、結果を出せず大変申し訳ない」とコメントした。

クラブはJ1での指揮経験者などを候補に新体制の調整を進めている。

【清水】松岡大起、次戦でJ1通算100試合出場 稲本潤一に次ぐ歴代2位の年少記録

2022.5.28

清水エスパルスMF松岡大起(20)が、自身のメモリアルゲームに花を添える活躍を誓った。29日はアウェーで柏レイソルと対する。27日は静岡市内で調整。次戦の出場でJ1通算100試合目となるパリ・オリンピック世代の20歳は「感謝の思いをピッチで表したい」と決意を語った。

20歳11カ月での大台到達は、元日本代表MF稲本潤一(42=南葛SC)の20歳10カ月に次ぐ、歴代2位の年少記録だ。鳥栖の下部組織で育ち、高校3年時の2019年にJ1デビュー。「その試合が一番印象深い」と振り返る。その後も鳥栖で定位置をつかみ、キャリアを重ねてきた。今季はケガの影響で出遅れたが、前節東京戦で今季初先発。0-3の悔しい敗戦にも、「しっかりと反省しながら、ポジティブに振り返っている」と気持ちを切り替えた。

次戦は、クラブにとっても今後の行方を左右する重要な一戦。相手は、前節札幌戦で大量6得点を挙げて勢いに乗っているが、松岡は「相手をのみ込むぐらいの勢いを持って入りたい。勝つための準備をする」と、並々ならぬ思いを口にした。勝利だけが求められる一戦で、チームのために汗をかく。

清水エスパルス 2度目の連敗 攻守切り替え、テンポに活路

2022.5.28

J1清水は25日のFC東京戦で今季2度目となる連敗を喫した。手痛い足踏みにより、勝ち点は残留の目安とされる試合数を下回ったまま。リーグ戦も折り返しに近づく中、正念場を迎えている。

15試合を終えて、2勝7分け6敗の勝ち点13。得失点差で辛うじて16位にとどまったが、J2降格圏内の17位湘南との勝ち点差はなくなった。主将のGK権田はリーグ前半戦での勝ち点40獲得を目標として公言してきたが、遠く及ばない現状にある。

15試合での勝ち点13は、J2降格が決まった2015年と同じ。その年は15節から3連敗を喫し、勝ち点を13から伸ばせずにシーズンを折り返した。残留争いで踏ん張った近年はいずれも、前半戦を終えた時点で試合数以上の勝ち点を獲得している。過去の傾向からは、今後2試合で勝ち点4を積み上げられるかが分かれ目と言える。
完敗から一夜明けた26日の練習では、試合に絡まなかった選手を中心にミニゲームなどをこなした。改善点として強調されたのは、攻守の切り替えの早さとパス回しのテンポの向上。「相手の切り替えが早く、自分たちが回避できなかった」(MF白崎)というFC東京戦でも見られた課題だ。

出場したメンバーは回復メニューを消化しながら積極的に言葉を交わす姿が見られた。「攻守でより共通意識を持つことが重要になる」とMF松岡。中3日と短い準備期間の中、できることを積み重ねて29日の柏戦に臨む。

東部に新風 元清水エスパルス市川大祐氏 清水JY三島U13監督に

2022.5.28

サッカー元日本代表で、清水エスパルスで活躍した市川大祐氏(42)=静岡市清水区=がこのほど、県東部地区で活動するサッカークラブ「清水エスパルスジュニアユース三島U―13」の監督に就任した。清水は県東部でも次世代を柱にした普及に力を入れていくきっかけとして、就任を依頼した。

市川氏は現役引退後の2017年に小学生を対象にする清水エスパルスサッカースクールコーチに就任し、2年間指導。その後、清水のU―13、U―14、U―15の監督を1年ずつ歴任した。

指導で意識している点は「挑戦する意識の向上」という。「チャレンジしたプレーに対しては成功か失敗かは関係ない。チャレンジしなかったことがあればそれはミスだと伝える」と話す。

チームは三島市の中学生を中心に、21人で構成。火、水、金曜の午後7時から90分間、県東部の中学、高校のグラウンドを借りて練習に励む。土、日曜は他のチームと練習試合を行っている。

生徒からの信頼は厚い。所属する三島北中1年の林勘太さん(12)は「説明がわかりやすい。高いレベルのプレーを教えてくれる」と熱心に練習を行う。

1998年の親善試合韓国戦で、17歳322日の日本代表最年少出場記録を打ち立てた市川氏。「経験を言葉にして伝えられるのが自身の強み」といい、指導者としての力をつけることを目標にしている。

生徒の将来を重んじることも忘れないという。「個性を伸ばし、人としての自立も考えている。いつまでもサッカーを続けて、どのチームでもプレーができる選手になってほしい」と願う。