元G大阪ファン・ウィジョが今夏移籍示唆!移籍金3億円と予想も

2022-06-09

かつて明治安田生命J1リーグのガンバ大阪でプレーしていた韓国代表FWファン・ウィジョ(29)は、今夏移籍の意思を固めているようだ。7日、フランスメディア『フットメルカート』が伝えている。

ファン・ウィジョは2019年7月、ガンバ大阪からジロンダン・ボルドーへ完全移籍。欧州挑戦1年目からレギュラーに定着すると、翌2020/21シーズンから2年つづけてリーグ戦で2桁ゴールをマーク。昨年にはU24韓国代表の一員として東京五輪の舞台でプレーしたほか、A代表でも主力選手としてFIFAワールドカップ・カタール大会の出場権獲得に貢献している。

一方、ボルドーは200/21シーズン終了後に深刻な財政難に見舞われる中、オーナーが交代。2021/22シーズンは序盤から黒星が先行すると、最下位で終了。2部降格が決まったことにより、ファン・ウィジョをはじめ複数選手の放出が噂されている。

『フットメルカート』の報道によると、ファン・ウィジョはボルドーとの契約を2023年6月まで残している。しかし、選手本人は韓国代表の活動参加中に記者会見で「もし良いクラブが興味を持ってくれたら、できるだけ早く(ボルドーを)去りたいですね」と語っていたという。

また、同選手にはすでにフランス1部のモンペリエやオリンピック・マルセイユからの関心が伝えられているが、ナントも移籍先候補に浮上している模様。ナントはアイントラハト・フランクフルト移籍が決まっているFWランダル・コロ・ムアニ(25)の後釜としてファン・ウィジョをリストアップしているようだ。

なお、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ファン・ウィジョの市場価値は推定700万ユーロ(約10億円)であるとのこと。しかし、ボルドーの専門サイト『Web Girondins』は「200万ユーロ(約2億9000万円)から300万ユーロ(約4億3000万円)のオファーがあれば、ボルドーを納得させるに十分だ」と主張している。

昨年8月にはロシア1部ゼニト・サンクトペテルブルクやポルトガル1部スポルティングCPへの移籍間近に迫っていただけに、今夏の移籍期間でも複数クラブがファン・ウィジョ獲得に動くかもしれない。

フェイエノールトFWリンセンの浦和移籍が最終段階へ…契約まとめるため日本へスタッフ派遣と現地報道

2022.5.28

フェイエノールトに所属するオランダ人FWブライアン・リンセン(31)が、浦和レッズへの移籍に近づいているようだ。

予てから浦和への移籍が噂されていたリンセン。しかし、「僕はとあるクラブと話し合っているけど、正直にそこに行くかはわからない」と本人がコメントしたこともあり、移籍については下火になっていると思われた。 しかし、フェイエノールトがアヤックスのブラジル人FWダニーロ(23)を完全移籍で獲得。リンセンの移籍に影響を与えるものとして噂されていたものが実現していた。

フェイエノールトの情報をあつかうオランダ『1908.nl』によれば、リンセンはヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の決勝にも途中出場を果たしたが、これがフェイエノールトでの最後の試合になったとのことだ。 また、今週中にも取引をまとめるために日本に向けてスタッフを派遣したとのこと。

移籍金は100万ユーロ以上(約1億3600万円)になるとしている。 2020年7月にフィテッセからフリートランスファーで加入したリンセンは、フェイエノールトで公式戦通算91試合28ゴール16アシストを記録。今シーズンはエールディビジで34試合に出場し13ゴール8アシスト、ECLで12試合3ゴールを記録している。エールディビジでは341試合で108ゴール47アシストを記録している。

9番タイプの補強を常に掲げてきている浦和。現在は勝ち点14で15位とギリギリ残留圏にいる苦しい状況。前線の補強で巻き返しを図れるだろうか。

天野純「横浜FMの頃よりも…」韓国・蔚山現代へ完全移籍の可能性語る

2022.5.28

明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスから蔚山現代へレンタル移籍中の元日本代表MF天野純(30)が、韓国メディアに対して自身の将来について語った。

天野純は今年1月に蔚山現代へレンタル移籍により加入すると、今季のKリーグ(韓国1部)で攻撃陣の中心選手として活躍。ここまでリーグ戦14試合中9試合の先発出場で5ゴール1アシストと結果を残している。また、今月25日の韓国FAカップ・ラウンド16の慶南FC戦でも先制ゴールを叩き出し、チームの勝利に貢献していた。

そんな天野純はすでに蔚山現代のサポーターから絶大な支持を得ており、来季以降もチームに留まることが期待されている。

その中、本人は韓国メディア『フットボリスト』のインタビューに対応。韓国サッカー界挑戦1年目の心境を問われると「決心してここに来てからも、試合に出るまでは正直不安でしたね。もちろん今は好調ですけど、まだこのクラブの絶対的な存在にはなれていないと思うんです。もっと圧倒的に、その部分を見せないといけないと思います」と語っている。

そして蔚山現代へ完全移籍する可能性について「ここに来て、こんなに楽しくサッカーができていますし、充実していますよ。生活面で不満はまったくないですし、自分も家族も純粋にこの場所を楽しんでいます」

「ひとりのサッカー選手として、試合に出て結果を残すことが一番幸せなことだと思います。もちろん、もっと頑張らないといけないのは事実ですが、楽しくサッカーをして満足しているので、完全移籍をしたいと心の中では思っています」

「周りから『マリノスにいたときより、ずっとサッカーを楽しんでいるみたい』という話をよく聞きます。周りからそういう見られ方をすると、自分も本当にそうなのかなと思うし、気持ちいいですね。完全移籍したいですよ」と完全移籍の意向を断言。

つづけて「(家族は)海外での生活に慣れるまで時間がかかりましたが、所属事務所がたくさん助けてくれているので、問題や不便はまったくありません。慣れたらもっと楽しいことがあると思いますし、韓国語ももっと勉強して、韓国での生活していけたらと思います」と、韓国での生活についても語った。

なお、蔚山現代はリーグ戦14試合を終えた時点で勝ち点33を獲得。2位の全北現代に8ポイント差をつけて首位を走っている。昨季限りでガンバ大阪を退団した韓国代表DFキム・ヨングォン(32)や元浦和レッズのブラジル人FWレオナルド(24)らとともに、チームの快進撃に大きく寄与しているだけに、天野純は今まさに充実期を迎えている。